所長ブログ

2013年10月 8日 火曜日

地域ブランド

今年、三重県の伊勢神宮が式年遷宮の年だということで、テレビでよく取り上げられていました。

三重県で有名なもののひとつに「松坂牛」がありますが、最近テレビを見ているとこれを「まつさかうし」と読んでいることに少し疑問を持ちました。私の記憶に間違えがなければ、以前は「まつざかぎゅう」と読んでいた気がします。

気になって調べてみたのですが、この松坂牛は2007年に地域団体商標というものに登録され、その際「まつさかうし」として登録されたようです。

もともと地元の人には「まつさかうし」と呼ばれており、その読み方で登録されたようです。

これに合わせ、メディアでは「まつさかうし」と統一して呼ぶようになったのだと思います。

いつの間にか示し合わせたようにこぞってこれまでの読み方を変えられると違和感を抱くものです。

この地域団体商標というのは、いわゆる地域ブランドと言って、地域の特産品を他の地域と差別化することでブランド化し、地域の活性化に役立っているものです。

もともと、商標は地域の名前や単なる物の名称では登録できないことになっていますが、地域団体商標は特別に設けられた制度です。



司法書士法人I'll事務員
utsuno

投稿者 司法書士法人I'll