所長ブログ

2013年6月24日 月曜日

SNSのアカウント

近年、SNSを利用して、自分の情報を発信する人が増えていますが、利用者が亡くなった場合に、SNS上の情報が永遠に残ってしまうということを問題にした記事を目にしました。

確かに、SNS利用者のアカウントは利用者が削除したり、SNSの運営会社がなくならない限り残り続け、そこに書き込んだり、アップロードした画像はそのままの状態になります。

個人名などを公表してSNS利用している場合はともかく、SNSでは顔も名前も公にせずに利用している人の方が多いと思います。その場合、家族や友人などに知られず、情報が削除されずに半永久的に残ることになります。

故人の現金や不動産などの財産は相続で処理しますが、このようなSNSをはじめとするインターネット上の情報は同じように処理できるものでもありません。

たとえ、遺族の方が故人のSNS等の存在を知っていたとしても、故人のプライバシーの問題や"一身専属性"という観点から、SNSのアカウントを相続するのは難しいようです。

メールやブログ、SNSにある情報は、情報化社会ならではの故人の遺産とも言えるものだと感じました。





司法書士法人I'll 事務員
utsuno

投稿者 司法書士法人I'll