所長ブログ

2013年7月26日 金曜日

契印と割印の違い

契印は書類が2枚以上にわたる場合、それらが一体の文書であることを示すために各ページにまたがって押印することを言います。

割印は2枚以上の書類があり、それぞれが独立した文書となっているときに、それらの書類に関連性があることを示す際に2つの文書に押印することを言います。

2枚の紙にまたがって押印するという部分で、印鑑の押し方が似ているため混同しやすいですが、意味合いが異なるようです。

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2013年7月23日 火曜日

新型うつ病

本日、代理出席したビジネス交流会の定例会にて、新型鬱病ついて社会保険労務士の方がお話しされており、興味を持ったので調べてみました。


従来の鬱病は不眠や食欲減退、趣味などの興味の減退が症状として表れていましたが、新型の鬱病では仕事に対してはやる気が起きないが趣味に関しては楽しみ、食欲は落ちない、朝は起きられないといった症状がみられるようです。

そのため、会社の人からはやる気がない、さぼっている、仮病だ、などと思われることも多いそうです。

自分に都合の悪いことに直面すると、気分が落ち込み、その反対に楽しいことがあると気分が改善する。しかしそれは長続きしないというのが特徴でそうです。

一見すると、従来型の鬱病より深刻ではないような感じがしますが、ほうっておくと記憶力の低下、仕事の能力の低下につながっていきます。

従来型の鬱病と異なり、抗うつ剤が効かないという特徴があるため、治療が難しい点もありますが、まずは周囲の人々が新型鬱病の存在について知るということが大切かと思います。


司法書士法人I'll 事務員
utsuno

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2013年7月12日 金曜日

非嫡出子の相続分(2)

以前のブログにも記載しましたが、非嫡出子の相続分の違憲性について争われている裁判の審理が7月10日に開かれ、9月にその判決が決まることになりました。

判決は最高裁判所大法廷で開かれる予定で、違憲と判断される可能性が高くなりました。

今回の裁判では相続人である嫡出子の方も非嫡出子の方も双方争いなく、平等に分けようという主張をしています。

原告の女性は非嫡出子で、民法の規定に疑問を持ったことから始まった裁判で、この訴えにより苦しんでいる方も救済されるきっかけとなるのではないかと思います。

子どもはどの親から生まれてくるかを選べないのだから、嫡出子・非嫡出子に関係なく平等であるべきかと思います。それから、今の時代、結婚に執着していない人も増えているので、新しい時代での指針にもなるかもしれません。





司法書士法人I'll 事務員
utsuno

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2013年7月 9日 火曜日

流行について

最近思うのですが、「流行」は世間ではなくメディアが作り出すことが多いような気がいたします。

たしかに、一般の人々が集まった小さなコミュニティの中で始まった物事が、
より大きな枠へと広がっていくということも少なくありません。
特にインターネット技術の進歩した現在では、国内に限らず世界にも
情報が発信され、みんなが「いいね」と思ったことが「流行」になることも
あります。

しかし、世の中にはテレビや雑誌などのメディアによって作られた
「流行」というものがあると思うのです。

たとえば、流行の衣服について考えてみると、
最新号の雑誌でよく目にする「今年のはやりはコレ」というような文言とともに
紹介される洋服たちは、いったいどこからはやりだしたのでしょうか。
大概の読者はこのような雑誌で目にすることで「今年の流行」を知るのだと
思います。ニューヨークやパリなどの海外ではやっているから日本でも
取り入れようということはあるかもしれませんが、では海外ではその洋服が
どのようにしてはやったのでしょうか。

もちろん誰かがその服を着ていて、それを見た人々がかわいいだとか
カッコいいと判断して徐々にその服を着ている人々が多くなり、「流行」となって
いったのかもしれませんが、毎年、毎年それも季節ごとに、流行の服が
次々に現れることが偶然のようには思えません。

また、最近とある予備校講師のセリフが流行語になっていますが、
私の勝手な推測によれば、あのセリフだいぶ以前から予備校のCMに
使われていて、それほど注目されていない期間がありましたが、
突然他社のCMでもあのセリフが使われるようになり、注目され始めた
ような気がします。そのうち、バラエティ番組にも出演するようになり、
世間の人々は「あ、この人、はやってるんだな」と思うようになり、
あの名台詞も流行語となったのではないかと思います。

また、以前とある若手女優が異常にテレビドラマやCMに起用されて
いるなぁと思い、そんなにこの人は人気があるのかということを疑問に
思っていたことがありました。しかし、その裏にはプロダクションが
その女優のギャランティを激安にして売り込み、ドラマやCMに起用させ、
メディアへの露出を図っているという情報を目にしました。
それが事実かどうかは知りませんが、もしそうだとすれば、世間が望んで
いるかどうかは関係なく、メディアへの露出を増やすことで「この女優は
人気があるんだ、はやっているんだ」ということを世間に植え付けることが
できます。私はこの戦略にとても感心しました。

私はメディアによって作られた流行が悪いと言っているわけでは
ありませんが、本当にその流行が良いと思うのか、それが本当に面白いのか
ということを考えることが必要だと思いました。人に合わせるというのは日本人
の謙虚な心遣いだと思いますが、受け身になりすぎて本質を見過ごしてしまう
ことは避けたいと感じます。

ただ、少なからず、そういった「流行」には世間の人々に受け入れられるに
足りるほどのひきつける力があるのは確かだとは思いますが。




司法書士法人I'll事務員
utsuno

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2013年7月 8日 月曜日

参院選とネット選挙

東京は梅雨が明けた途端、夏らしい暑い日が続いています。
みなさんも熱中症に気を付けてください。

参議院選挙が始まりました。今日の朝に伺った市役所でも期日前投票が
行われいました。

私の地域では毎回必ずエンタテインメント性のある立候補者が数人立候補し、
政見放送や選挙公報で楽しませてもらっています。
選挙は楽しむものではないのですが・・・。

今回はネット選挙も始まりましたが、私はまだその実感がありません。

調べてみると、ネット選挙では何でもやっていいわけではないということが
わかりました。

たとえば、個人が立候補者を推薦するようなメールを送ってはいけないだとか、
そもそも選挙権のない未成年による選挙運動は公職選挙法で禁止されている
ようです。

選挙に立候補することがなければ、なかなか熱心に選挙運動をしようと思いませんが、
禁止していることをついやってしまうこともあるかもしれないので、
気を付けたいと思います。


司法書士法人I'll事務員
utsuno

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